エルサルバドルを目指して:なぜロサンゼルス経由なのか?
日本からエルサルバドルへは、どこかを経由しなければなりません。その中でも、西海岸の中米行きの便が豊富なロサンゼルス経由は非常に便利でした。旅を進めるうちに、メキシコシティという選択肢も面白かったかもしれないと思いましたが、今回の旅では30年ぶりのロサンゼルス訪問という新たな楽しみが加わり、結果的に良い選択だったかなと感じています。
ロサンゼルスは30年前に初めてメキシコへ行った20歳の時に、1週間ほど滞在したことがあります。カリフォルニアの英語が聞き取れず、ほぼスペイン語で乗り切ったことがおもしろかった当時を思い出しつつ、10時間のトランジットを楽しもうと思います。
30年ぶりのロサンゼルス:街の変化と懐かしい風景
とにかく、30年も経っているので、空港から違ってなにも懐かしくないです(笑)
アメリカは入国にめちゃくちゃ時間がかかると聞いていたけど、ものすごい人の列でした。入国までに1時間位かかったはずですが、さらに荷物もなかなか出てこないという時間のかかり具合。こういうの待つのが嫌いだから、できるだけ機内持ち込みサイズに収めたいと思ってしまうんですよね。
荷物を受け取って、次のエルサルバドル行きの便のチェックインをしにUnitedのカウンターへ行ってみました。「アプリで事前チェックインできなかったんだけど!」って言ったら、「そこの機械でやってみて」とそっけない。やり方を教えてもらったら簡単にチェックインでき、さらにそのまま荷物も預かってもらえたので、予想外に身軽に!!
外に出てみると、私のイメージ通りのロサンゼルスの空。カラッと晴れたクリアな青空!
サンタモニカ散策:海と空とハロウィンの出会い
10時間しかないので、1か所どこか懐かしい場所、海が見えるところに行こうと考え、サンタモニカへ行くことに。Uberなどの配車サービスにしようかなと思っていたけど、荷物を預けられたので公共交通機関もありだなと考え直す。LAXITという、配車サービスの乗り場に行ってみてUber調べてみたら片道40ドル…バスなら時間は倍くらいかかるけど1ドル75セント。うん。バスにします。
LAXITからバス乗り場まで空港シャトルで移動し、バスターミナルへ行くと交通系カードの自販機があったのでこれをゲット!5ドルだけチャージして、バスに乗ります。今はアプリのおかげで、どのバスに乗って、どこで降りたらいいのかが、ちゃんと下調べしてない私みたいな迂闊な旅人にもすぐわかるのってとっても便利ですね。30年前にもロサンゼルスでバスに乗ったけど、あのときはアメリカで初めてバスに乗るという体験に、ものすごく不安でドキドキしたことを思い出した。
バスは現在も、降りる場所を合図するのが紐で引っ張る式だったことがちょっと驚き。そこは30年前と同じなんだ!バスの雰囲気もあまり変わっていないけど、この30年間の間に私がいろいろな国のいろいろな交通機関を経験してきたこともあり驚きはなく、まあ普通です。たまに叫んだりする人がいるくらいです。
チャイムがなるシステム
バス停。難しいw
サンタモニカは30年前に訪れたことがある場所ですが、正直ほとんど何も覚えていませんでした(笑)。それでも、風が強いビーチや砂の感触、青空に映えるピアの景色を眺めていると、不思議と心が落ち着く感覚がありました。
気温12℃くらいなのに、上裸の人や、海に入っている人たちもいてちょっとびっくりです。寒くないの?冷え性日本人の私は、足だけ入ってアーシングです。
ハロウィンの時期だったこともあり、街中には仮装した人たちがちらほら。海岸沿いを歩く中で出会ったおばあさんから、「Happy Halloween!」と声をかけられた瞬間、心がほっこりしました。アメリカならではのフレンドリーな雰囲気を久しぶりに感じました。
アメリカの物価の高さにびっくり
今回驚いたのはアメリカの物価の高さです!最近アメリカを旅行した人から「物価がものすごく高い」と聞いてはいましたが、実際に体験してみると本当に高い!観光地ということもあるかもしれませんが、ハンバーガー1つ取ってもどんなに安くても12ドル〜。日本円に換算すると軽く1,800円を超えます。日本円に換算すると何も買えません!
帰り道のハプニング:時間の余裕が安心感を生む
帰りは、行きに降りたバス停の反対側でバスを待っていたのですが、なかなかバスが来ませんでした。結局、少し歩いてターミナルまで移動することに。アプリが不正確だったのか、それとも私の見方が間違っていたのかはわかりませんが、時間に余裕を持っていたおかげで焦ることなく空港へ戻ることができました。
旅先では、特に慣れない場所での移動はアクシデントがつきもの。時間に余裕を持って行動することの大切さを改めて実感しました。知らない街を歩くこと自体が旅の楽しみの一つだとポジティブに考えることで、焦りや不安も減らせる気がしますね。
一人旅の醍醐味:間違いも楽しむ心の余裕
そして、一人旅ならではの気楽さもあり、たとえ間違えたとしても誰かに迷惑をかける心配はありません。むしろ、間違いを楽しむ余裕さえあります。私もこの旅では「ええい!やっちゃえ!」という選択をいつも以上に発動してしまいました(笑)。こうした自由な気持ちこそが、一人旅の醍醐味かもしれません。
次の目的地、サンサルバドルへ:地獄フライトを乗り越えて
次はいよいよエルサルバドルの首都サンサルバドルへ向かいます。ロサンゼルスでの10時間のトランジットを終え、夜便に乗り込みました。5時間のフライトで早朝に到着予定なので、体力を考えると少しでも寝ておいた方が良さそう。しかし、今回はなんと一番後ろのリクライニングができない席!そして、満席!😭
背中がまっすぐのまま眠るのは至難の業ですが、無理にでも寝ないと現地で疲れが溜まりそう。アイマスクを着け、フライト中に配られるブランケットを使って、なんとか睡眠を取ろうと試みました。が、フライト中、ほぼ寝られず…。リクライニングができない席では、腰が完全に固定された状態で過ごす羽目に。実は私、腰椎すべり症を持っていて、腰の角度によって左足に痛みが出るのですが、この5時間のフライトではその症状が最悪の状態に。じっと座り続けるたびに、左足にじわじわと広がる痛みに耐えながら、到着までの時間をひたすら数えるしかありませんでした。
後ろの席はトイレに近い分、頻繁に人が通る音や振動も気になりますし、やっぱり座席選びって本当に大事ですね。次回はぜひともリクライニングできる席を確保したい!と、心に誓いました。
それでも、「エルサルバドルがもうすぐそこ」という気持ちだけが救いでした。どんな困難も、旅の目的地が待っていると思えば乗り越えられるものです(と、自分に言い聞かせながら)。
次は、いよいよサンサルバドルに到着します!
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